テキスト :文字 -1-
ほとんどのエクスプレッションは数値または数値配列を生成します。唯一の例外がテキストレイヤーのソーステキストプロパティのエクスプレッションです。このエクスプレッションの結果は、値ではなく文字列として解釈されます。
- 例えば "A"+"B" というExpressionは一般的には[エラー]になりますが、ソーステキストに書かれた場合は[ AB ]と表示されます。
- 同様に"1" + "2" というExpressionは[ 3 ]ではなくて[12]になります。
- 文字列をコントロールするAfterFx独自のメソッドはありません。
- JavaScriptのメソッドを使うことで、文字列の連結、抜き出し、挿入など加工することが出来ます。
- ※なお、文字列内の数字の扱いには注意が必要です。詳しくは次の項目を見てください。
メソッド名(引数) | 戻り値 | コメント/例 |
toLowerCase( ) | String | 小文字に変換 |
"ABC".toLowerCase( ) → abc | ||
toUpperCase( ) | String | 大文字に変換 |
"abc".toUpperCase( ) → ABC | ||
split(char) | String | 文字列をcharで分割し、配列にする。 |
"2006/12/31".split("/") → [2006,12,31] | ||
charAt(value) | String | 先頭からvalue番目の文字を返す。Indexはゼロスタート |
"Hellow".charAt(4) → "o" | ||
substring(value1,value2) | String | 先頭から数えてvalue1からvalue2の直前までの文字を返す |
"あいうえおやつ".substring(3,5) → えお | ||
slice(value1,value2) | String | 先頭から数えてvalue1からvalue2の直前までの文字を返す |
"あいうえおやつ".slice(3,5) → えお | ||
substr(value1,value2) | String | 先頭から数えてvalue1からvalue2個の文字を返す |
"あいうえおやつ".substr(3,2) → えお | ||
indexOf(string,value=0) | Number | 文字列からstringを検索してその位置を先頭から数えた数字で返す。無ければ[-1]を返す |
"かきくけこのこ".indexOf("こ",0) → 4 | ||
lastIndexOf(string,value=0) | Number | 文字列からstringを後ろから検索してその位置を数字で返す。無ければ[-1]を返す |
"かきくけこけた". lastIndexOf("け") → 5 | ||
length | Number | 文字列に含まれる文字数 |
"あいうえお".length → 5 | ||
charCodeAt(value) | Number | 先頭からvalue番目の文字のコード番号を返す |
"ABCDEF". charCodeAt(3) → 68 | ||
fromCharCode(value) | String | 文字コード(value)を文字に変換 |
String.fromCharCode(68) → "D" | ||
match(/string/) | String | 指定パターンを見つけ、存在すればその値を、なければ0を返す。正規表現を使用。 |
"あいうえお".match(/うえ/) → "うえ" | ||
replace(/string/,siring) | String | 指定パターンを置き換える。正規表現を使用。 |
"あいうえおかき".replace(/うえお/,"の") → "あいのかき" | ||
strA + strB | String | 文字列AとBを連結する |
"アフ" + "エフ" → "アフエフ" | ||
¥r (関数では有りません) | 改行 | |
"ABC" + "¥r" + "DEF" |
- HTMLを書いたことのある方は、これ以外にも文字列を扱うメソッドがあることをご存じでしょう。しかしAfterFxでは使えないものがかなりあります。興味のある方は試してみてください。