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1.数値

 

最もシンプルなエクスプレッションは「数値」です。
 

  • レイヤーの不透明プロパティに 45 と入れてください。
  • レイヤーが半透明になりました。これでおしまい。

こんなエクスプレッションは意味無いって?
 

  • そうです。これだけならわざわざエクスプレッションを使う必要はありません。しかし、これは究極のエクスプレッションなのです。 というのも、どんなに複雑なエクスプレッションでも最終的にはただ1つの数値に帰結するからです。※1

Expression=数式

  • 一般的に「数式」と言えば 2+3=5 のようなものを連想しますね。
  • 日本語に訳すと「2足す3は5」ですね。
  • では先ほどの「45」というエクスプレッションをAfterFxはどう解釈するのかというと、

「不透明度」の値 は 45

 

  • つまり[ opacity = 45 ]と理解するのです。
  • しかし実際の記述では「opacity =」の部分は省略します。というのもエクスプレッションはそれが書かれているパラメーターの値のことだからです。
    • [不透明度(opacity)] [=] [45]って読めるでしょ。(:-)
  • 逆に言うと1つのエクスプレッションは1つのパラメーターしかコントロールすることができないということです。
  • 先ほどの例で言うと[ rotation=45 ]とここに書いても回転をコントロールすることは出来ません。このエクスプレッションは不透明度のプロパティに書かれているので他のプロパティには命令できないのです。つまり回転のプロパティにも[ 45 ]と書かなくてはいけないのです。
  • ちなみに何を書いても、文法的に問題が無ければエラーにはなりません。

コメント

  • ※1:厳密にはエクスプレッションは数値または数値配列を生成します。またテキストレイヤーのソーステキストプロパティ用に作成されたエクスプレッションは、JavaScript 文字列として解釈されます。