演算子:operator
- 演算子とは値の計算や比較などに用いる記号のことです。
算術演算子
演算子とはいわゆる「+、ー」記号のことです。
+ | 加算:足す |
---|---|
ー | 減算:引く |
* | 乗算:掛ける |
/ | 除算:割る |
% | 剰余:割った余り |
例:10 % 3
- これは10を3で割った余り=1です。
代入演算子
変数に値を入れる記号
= | 右辺の値を左辺に代入 |
---|
- 使用頻度の最も高いのがこの代入演算子「=」です。
- 「=」の右側の値や計算結果を左側の変数に代入する記号です。
- 左右が等しいという意味の等号(イコール)ではありません。
例:a = 12
- これは a という変数に数値12を代入します。
例:a = a + 3
- これは右辺の a に3を加えた計算結果を左辺の a に代入します。
- 上の行でaに12を入れたので12+3の結果15が a に入ります。
- ちなみに数学で使う等号は「==」で表します。後述
+= | 左右を加算して代入 |
---|---|
-= | 左から右を減算して代入 |
*= | 左右を乗算して代入 |
/= | 左から右を除算して代入 |
%= | 左から右を剰余して代入 |
例:a +=3
- これは a = a + 3 と同じ意味で、記述を短くできます。
インクリメント・ディクリメント演算子
記述の省力化
++ | 1を加算 |
---|---|
-- | 1を減算 |
例: a ++
- これは a = a + 1 と同じ意味で、記述を短くできます。
- ループや制御文のなかでよく使われます。
比較演算子
記号の左右を比較します。
- これは条件文でよく使われます。
== | 等しい |
---|---|
!= | 等しくない |
> | 左辺が大きい |
< | 左辺が小さい |
>= | 左辺が大きいか等しい |
<= | 左辺が小さいか等しい |
例: if ( a >= comp.width ){...
- もし a が comp.width 以上だったら
論理演算子
論理式に使う演算子
- 複数の条件の組み合わせです。
&& | 論理積(And、かつ) |
---|---|
|| | 論理和(Or、または) |
! | 論理否定(Not、~ではない) |
例:if ( a<0 || a>=100) ......
- もしaがゼロより小さいか、または100以上なら........
条件演算子
一行の条件式。
? : | 条件による処理の選択 |
---|
- x=(条件式)? A :B
- if (条件式) A else B と同意です。
例:(aa>100) ? bb=aa*10 : bb=0
- aaが100より大きければ bb=aa*10
- そうでなければ bb=0